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正月映画第1弾のメッタ斬りレビュー☆彡

正月映画第1弾のメッタ斬りレビュー。2005年末に見た9作品+2006年頭に見た1作品で、合計10作品!・・は、こちら↓




★ハリー・ポッターと炎のゴブレット
これは原作本ファンやシリーズ見ている人が喜ぶ作品ですからね。それにしても、映画としては前作と比べて華やかさがちょっと足りないかな。この作品を見るために、わざわざ前3作品を見よう、というところまでいかないんじゃないでしょうか?でも、シリーズを見てきた人たちにとっては、成長し、子どもから思春期に移ってきた主人公たちを見ているだけで楽しいんでしょうね、きっと。原作本の人気が落ちない限り、映画の人気も落ちないでしょうね。私が劇場で観た時は、妙にハイテンションのファンの観客がいて、全然違うところでキャーキャー言ってたり、笑うところじゃないところで一人でバカ笑いしていて、他の観客を退かせてしまってました。いけませんね、そういうのは・・。(笑)
評価 ★★


★Always三丁目の夕日
ロングラン上映ということもあって観てみる気になりました。製作陣が「踊る大捜査線」のROBOTだったんですね。オープニングシーン、昭和30年代前半の東京の風景を模型の飛行機が揺れ飛ぶような映像で見せていくんだけど、映像酔いしてしまい頭が痛くなりました・・。でも弱ったのはそこだけ。建築中の東京タワーや集団就職で東北から東京にやってくる学生たち・・、自分は実際には見たことのない昔の東京を懐かしんだりしますね。でも、この昭和の人たちの生活は貧乏なのか裕福なのか、よく解らないんですよ。(笑) それと、この映画を見てて思い出だしたのは、「寺内貫太郎一家」とか「ムー一族」とかのドラマ。お隣さん同士や町内で親戚づきあいしている感じが昔っぽいのかもしれません。それにしても、この映画には年寄りが出てきません。「おじいちゃん」「おばあちゃん」がいないし、年寄りの役者もひとりも出てきません。ちょっと不思議でしたね。でも子ども達の元気さ、素直さに感動!
評価 ★★★


★Mr.&Mrs.スミス
ブラピ&ジョリー版「ローズ家の戦争」というフレコミだったので、悲惨そうだなぁ・・・、と思ってました。でも見てみたら、違いましたね。ジョリーは、キャサリン・ターナーにはなれないですよ。(笑)タフさが違います。
今回のご夫婦、2人とも違う組織の元で働く超一流の暗殺者。夫はノー天気なワイルドさが売りで、妻はハイテクな頭脳集団を率いるチームリーダー。お互いの職業を秘密にして、2重生活を楽しんでる2人が、なぜ倦怠期になるのかが不思議。で、全然初めから好き合っているのに戦うなんてナンセンス。「暗殺者同士の夫婦が戦うと面白い」というプロットをどーにか物語にしようとするムリクリが見えますが、ご愛嬌なんでしょうね。この映画で気に入っているのは、ブラピが車の運転中にAir Supplyの、「Making Love Out of Nothing at All」(まったく何もかも愛し合わなくなった)を歌うところ。一緒に大合唱しちゃいました♪
Air Supplyを歌いたい人にお勧め(笑) 
評価 ★★


★SAYURI
これは、期待しないで見たんだけど、私はやっぱりダメでした・・。映像はキレイなんですけど、出てくる役者が全員肩に力入りすぎてる・・というか、頑張ってる姿しか印象にないんですよ。セリフも全部力入っちゃっているから、強調太ゴシック文字みたいなセリフがあっちから、こっちから攻めてきて、頭痛くなってきてしまいました。誰も喋らないと、京都の映像もキレイにホッとして見れましたけどね・・。セリフにももうちょっと情緒があったら良かったのにな、って思いました。(外野で煩くニホンゴが聴こえていましたけどね・・・) SAYURIは『置屋』の世界を描いているので、日本人の私たちから見ても特殊な世界の物語。そういう意味では「ラストサムライ」のような呆れ感はないものの、正直言いたいのは、一体、この映画は誰に見てもらいたくて、つくったのだろうか???本国でウケたとも思えない!「シカゴ」が好きな作品なだけに、監督にちょっぴりガッカリ。
評価 ★


★キングコング
上映時間3時間強・・・、見る前から怯んじゃいましたけど、見てみたら長さは感じず、圧倒されました。オイオイ・・、って展開も無きにしも非ずですが、全てを許せる、迫真の演技、大迫力の特殊映像、そして、30㌔のダイエットに成功したピーター・ジャクソン監督!・・・・、もう脱帽です、許してください。(笑) 孤高の王者、コングの演技は涙なくして見られません。(※コングはLORシリーズのゴラムを演じたアンディ・サーキスが演じています!)それからナオミ・ワッツが素晴らしい。彼女は本当、スゴイ女優さんだと思います。
評価 ★★★(虫嫌いさんは要注意)


★男たちの大和
角川春樹っていう人は、本当に男の熱いドラマを作りたい人なんだなぁ・・と、つくづく思ったのが見終わった瞬間の感想。そのためなら戦艦大和を再建するなんて安いもんだ。でも、迫力ありましたよ、凄く。撃沈されることが、死ぬことが解っていて旅立つ大和と海兵たち。「死ニ方、用意」をする若き海兵たちの生き様、死に様を徹底して描き、でも本当に言いたかったのは、映画では一切描いていない、残されたものの生き方だったりする。戦争だったから、負けたからじゃなくて、平和な世の中に生まれた私たちにも考えさせられる、自分の人生をどう生きるのか?おじいちゃんたちと一緒に考えてみるのもいいのかもしれません。
評価 ★★


★Noel
両親の介護をすることで、自分の人生を生きることに少し臆病になってしまったキャリア・ウーマン。人間味あふれ、優しい人柄である彼女だからこそ、両親の側から離れられず、年齢だけが加算されていく。この生活でいいと思いながらも、やはりやりきれなくなるのがクリスマス。この日だけを毎年無事に過ごせるよう祈りながら生きている。そんな彼女や周りの人たちに奇跡が起こる、クリスマス物語。スーザン・サランドンが好きな人には満足の作品です。豪華キャストの割には、静かで地味な展開。TVの特別枠の2時間ドラマを見ているようでした。
評価 ★★


★あらしのよるに
いや・・・・・、マイッタ。絵本のベストセラーの映画化で、私の妹も大絶賛していたので、全く疑いもなかったんだけど、刺客は意外なところから現れたぁ!(笑)
もともと絵に共感が持てなくって、最初から変な感じがしていました・・・。年上の狼と若いヤギ・・・・食う食われる関係の中で芽生えた男の友情・・・って、ちょっと危ない感じなんですよ~。お~い、本当に友情なのかぁ??? このヤバさが気になる方は逆に見てほしいかも!(笑)
評価 ★


★ロード・オブ・ウォー
思っていたより、シリアスな映画でした。この作品は武器密輸に関わる武器商人の話。エンターテインメント娯楽作品として、現実の武器密輸問題にメスを入れています。この世界の裏側を知ることの驚きもありますが、貧国の現状の悲惨さ、そしてこの世界に一歩足を踏み入れてしまった主人公と、彼を愛する家族たちの苦悩の深さ。そしてその苦悩が解っても、抜けることは許されない地獄がある・・・・・。一体、世界を操っているのは誰なんでしょうか?世界には「犠牲」「しわ寄せ」になる部分が必ずあって、それがある限り大国が大国で、い続けられるシステムになっているんです。大国でいることを辞めればいいのに、と考えるのは安易過ぎるけど、他者の犠牲の上に立つ「大国」の意味を考えたい。
評価 ★★★


★ファイナル・カット
近未来の話。人々は、ゾーイ・チップという記憶記録人口装置を頭に埋め込み、全人生を記録することができるようになる。そして、その人の死後、編集人の手によって編集された「人生レビュー」の上映会が告別式のように開催される。編集人の規則により、編集は故人や遺族の意思に則したもの、良い思い出だけで編集され、悪い過去は全てカットされる。主人公はベテランの編集人、アラン。彼には子どもの頃に起こった事件がトラウマになっていて、自分の人生には活路を見出せないでいる。そんな彼は、人の人生の編集には優秀で一流の技を持つ。暗く、わびしい中年編集人を(なんと)ロビン・ウィリアムスが演じてます。初めから最後まで暗~くて静か。何もロビン・ウィリアムスが演じなくてもいいじゃない、って感じです。「人生レビュー」って自分で見られるなら少しは憧れるけど、(この映画の場合)故人が遺族や関係者をどう見てきたのか再確認(や修正・消去!)できる(残された者側の)自己満足の域でしかないんだよね。何のための上映会なのか????そして人の記憶は使われ方次第では悪にも毒にもなる。救いのないお話なのが悲しー。
評価 ★


・・・・以上、いやいや結構見ましたね~。お疲れ様です(笑)
引き続き、お正月映画第2弾もUP・・なるか??
by kanyukumari | 2006-01-07 03:45 | M-s Review
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