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Day After Tomorrow 2004/06/06

今週のおすすめの1本は、全世界が凍りつくとき・・・あなたは、何処にいますか?
ローランド・エメリッヒ監督の究極のノンストップ・スペクタル感動巨編、「デイ・アフター・トゥモロー」

みなさん、ディザスター・ムービーって知ってますか?大地震、超高層ビル火災、豪華客船の転覆、さらに制御不能になったジェットコースターなどなどの「災害」ものの映画のことなんですけどね。
今回の「災害」は桁外れの破壊力を持つ「自然」です。しかも全くのフィクションではなく、近い将来、本当に起こりうる、災害・・・・地球温暖化が天候を不安定にさせ、異常気象が引き起こり、そして、阻止することが出来ない巨大な嵐が地球に襲いかかります。

古代気象学者のジャック・ホールは、地球の温暖化で北洋の海流の流れが変わり、その結果、突如として北半球が寒冷化すると地球温暖化国際会議で警告した。しかし、アメリカの副大統領は、いつ起こるかわからない災害に対し、むやみに危機感をあおったりする方が逆に危険であり、また、アメリカ経済に被害を与える京都議定書への不支持表明でも示しているように、今あるエネルギー危機に対処することが先決である、と反論。
しかし、既に危機はすぐそこまできていたのです。ジャックが予測していたレベルをはるかに超えて・・。
その兆候は突然やってくる。東京では死者2000万人を出す巨大な雹が降り、ロサンゼルスは巨大竜巻で壊滅、ニューヨークは大津波で水没、さらに爆弾のような低気圧によって、ニューヨーク、ロンドン、パリ・・と北半球の半分が豪雪に埋まり、・・・こうして地球は1万年前と同じ、氷河期が訪れます。
この途方もない災害を目の当たりにして、初めて人類は、国家間の戦争を辞め、一致団結して、この危機に対処していくのです。
人事ではない、現実の異常気象とリンクして伝える、「デイ・アフター・トゥモロー」は、大災害のCGの迫力が物凄くよくできてるよね~、と感心していられないほどの危機感を大画面いっぱいに警告しています。
明日、明後日に起こるかもしれない危機に、こんな場面を実際のニュース映像、自分の目で見たくないためにも、今からでも、私たちに出来ることがあります。一人一人が、私たちが住んでいる地球に関心を持って、行動すること。人同士・国同士で争っている場合じゃないんだよ!ってことです。皆さんに見てもらいたい映画ですが、特にこの人、ブッシュ大統領に是非プレッツエル食べながら見てもらいたいですね。きっとまた、喉に詰まらせちゃうかもしれませんね。
by kanyukumari | 2004-08-02 22:19 | J-Cinema 04
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