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キングダム・オブ・ヘブン0515

今週のレビューは、昨日から公開になっている2作品をかいつまんでご紹介。
最初は、リドリー・スコット監督、オーランド・ブルーム主演「キングダム・オブ・ヘブン」。



ロード・オブ・ザ・リングで一躍人気者になったオーランド、こと、オーリー。その彼の最新作がいよいよ公開です。パイレーツ・オブ・カリビアンでは、まんまと主役の座をJ.デップに取られてしまった感があるオーリーですが、ファンの方、お待たせいたしました。今回は、た~っぷり彼の魅力が全開です。

リドリー・スコット監督と言えば、イギリスでSir.の称号を持つ、映画界の重鎮。私は「ブレードランナー」が大好きなんですけど、2000年アカデミー賞を取った「グラディエーター」に続く壮大歴史絵巻モノなのが、この「キングダム・オブ・ヘブン」。

2つの宗教間で今なお争いが繰り広げられている、エルサレム。今回の舞台は、このエルサレムが中世の時代、十字軍と呼ばれるヨーロッパの騎士たちに統治され、不完全ではあるものの、長い歴史の中で唯一、両者のバランスがとれていて、危うい平和が訪れていた時代のお話。

<あらすじ>
主人公バリアンは、フランスの片田舎に住む鍛冶屋の青年。家族を失って失意の彼にとって遥か彼方の聖地で続いている宗教戦争なんて遠い事柄にしか思えていなかった。しかし、バリアンの運命は、十字軍騎士ゴッドフリー・オブ・イベリンとの出会いで大きく変わる。ゴッドフリーは、バリアンに本当の騎士道とは何かを教え、彼が君主と崇めるボードワン王の平和のビジョン<キングダム・オブ・ヘブン天国の王国>を死守することをバリアンに託すのであった。こうして、バリアンは壮大な歴史の中に一歩踏み出すことになるのです・・・。

日本人には世界史の教科書でしかお目にかからない設定かもしれないですけど、ちょっと頑張ってついていってみましょう。教科書ついでに、ちょっと話しが反れますが、私が学生だった頃、漫画の「ベルサイユの薔薇」がクラスで大流行していまして、そのお陰で世界史のフランス革命辺りだけ、やけにみんな異常に詳しくて成績が良かったことがありました・・・(^^v

今回の作品でそのことを思い出してしまったのですが、ぜひ、教科書の中の戦いの物語ではなく、正義と勇気を信じたひとりの騎士がいた、という血の通った、熱いリアルな物語として観てほしいなぁ~。

「キングダム・オブ・ヘブン」公式HP
by kanyukumari | 2005-05-16 02:33 | J-Cinema 05
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