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All This Time

☆M's Lycics Translation☆

All This Time

Sting (1991)





今日、僕は川の向こうを見ていた

僕は霧に包まれた街と、かもめが飛び交う

古い教会のタワーを見ていた

僕は悲しげな荷馬がナトリウム光の中で

家路に戻るのを見ていた

そして、僕は寒冬の夜、10月のガチョウが浮かぶ川に

フェリーに乗っている2人の僧侶を見ていた


この間ずっと、川は流れている

果てしなく、海へと


2人の僧侶は今晩、家にやってきた

1人は若く、1人は年寄り

死去に祈りを捧げ、最後の儀式を務めるために

1人は愛を、1人は悟りを伝える

死んだカラスのような真っ黒な聖職服が

冷たい風に吹かれてバタバタなびいている


この間ずっと、川は流れている。

果てしなく、海へと


もし僕の好きに出来るなら、年とった父親を

ボートに乗せて川から葬りたい

僕は父を海へ送りたいんだ


神聖なる貧しきものは、地を受け継ぐものであるから


「針の穴から見れば、太った男より貧しい男の方がましさ」

・・・父は笑いながらよくこんなセリフを言っていた

良き物が使い果たされたこの世界で

価値のあるものなんて他にあるのか?


この間ずっと、川は流れている

果てしない、沈黙の涙のように

この間ずっと、川は流れている 


天なる父よ、もし神様がいるなら、なぜ今ここに現れないのですか?


古代ローマ人がこの地を創ったと、僕らは先生から教わった

彼らは帝国軍の街の角に、壁と寺院を建てた

彼らが祈りを捧げる神のために、彼らは生き、そして死んでいった

しかし石の神は物音を立てず

彼らの帝国は工夫が見つけて全て残った石のように

ボロボロと崩れた


この間ずっと、北の太陽の光が落ちながら、川は流れていた


もし僕の好きに出来るなら、川からボートで父を送りたい

人は集まると馬鹿なことをしでかすけれど

独りでいれば、マシになってくる

独りで

そう、独りでいれば
by kanyukumari | 2005-02-03 00:13 | Music What They Talk
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