Bruce Almighty 2003/12/28

日本でも人気があるジム・キャリー主演の「Bruce Almighty」。 監督「トム・シャドヤック」とジム・キャリーは「ライヤーライヤー」で組んでヒットし、お互い出世した、名コンビ。今回、トムが暖めていた話にジムが賛同し、共同制作という形で作られています。皆さんは、もし自分が神様になり万能を授けられたら何をしますか? 人を笑わせることが得意のTVレポーターのブルースの夢は、硬派なニュースのアンカーマンになること。しかし、ライバルにその座を屈辱的に奪われ、やけっぱちになった彼は放送現場レポートを目茶目茶にしてしまい、TV局をクビになります。さらに荒れ狂った彼はこの悲運を神様に向かって文句を言い放つと、なんと翌日神様からポケベルで呼び出しがかかるのです。不平不満だらけのブルースに、ならば、お前が神様をやってみろ、と万能を彼に授け、バカンスに出てしまう神様。信じられないブルースでしたが、万能を授かり、ここから彼の独壇場が始まるわけです。ブルースは、本当はいい奴なんだけど、ちょっと目先の夢に囚われすぎの男。このブルースが万能を授かることで経験する様々のことで、成長し、自己を再確認していきます。本当の奇跡を起こせるのは神様じゃなくて、人々が持つ心・愛なんだよ、というのを暖かく描いている、この作品。ジム・キャリーがおもしろ、おかしく、そして、最後は暖かく演じています。神様役は、これもうってつけのモーガン・フリーマン。囚人役から大統領役までコナス彼ですが今回もバッチリ神様やってくれてます。ブルースの恋人はフレンズでお馴染みのジェニファー・アニストン。恋人グレースは本当にいい子なんですよ。最初の質問で言った、あなたが神さまなら何する? ですが、この映画では誰もが思いつく神様映画の代表とも言われる超名作をパロったりする、お約束もしっかりありますので、お楽しみに。
今のこの時勢だからこそ、人の心・愛が起こせる奇跡、みんなで信じたいですよね。
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# by kanyukumari | 2004-07-21 18:48 | J-Cinema 03

Michel Vaillant 2003/12/28

フランスで、音速のフレンチ・コミックと呼ばれ、45年という長~い歴史を持ち、世界的にも有名な人気コミック、「michel Vaillant」。これを、あのリュック・ベッソンプロジェクトが映画化したわけです。私、リュック・ベッソンにはちょっとうるさいんですよ。と、いっても最近の彼の映画はあんまり見てないんですけど、今から約20年くらい前、彼の作品で初めて興行的に成功したと言える「サブウェイ」を見たときから、こいつは違うぞ!と当時まだガキだった私はそれ以来、要注意マークをつけていたわけです。今ではベッソンと言えば、グランブルー、レオンなど日本でも大ヒットを飛ばし、有名監督の仲間入りしたわけですが、私は彼の、やんちゃな男の子っぽいロマンをアクションたっぷりに描くところが好きなんですよ。この「やんちゃな」というところがミソでして、そういう意味ではタランティーノも似ているんだけど、彼はどっちかというとオタク系で結構ネッチッコイ。それはそれでいいんだけど、で、ベッソンの場合は本人自身から感じられるスポーティというか、あっかるい爽快感があって、でも作品の背景にある孤独感みたいなものも感じられて作品に自然と深みを増していく。先日のキルビルで、ユマ・サーマン演じるブライドが復習に燃えてバッタバッタ人を斬り倒していくより、恋人に本当のことを言えず、ワンワン泣きながら人を殺していく暗殺者ニキータの心のツラサの方がすっごく伝わったりする。そんなところがベッソンが日本人に好かれているところなんじゃないかな、と思ったりするのですが、はい。前置きが長すぎです。すみません。2本紹介できないかもしれないですね。
え~、なんで、こんなに前置きしたかと言うとですね、この「Michel Vaillant」、ベッソンは監督じゃなくて脚本だけなんですけど、全編からベッソンが溢れています。彼の映画に欠かせないもの。その1、カッコイイ男と女。Michel Vaillantって主人公の男の名前なんだけど、演じる「サガモール・ステヴナン」。すっごくカッコイイです。相手役のジュリーを演じるのは「ディーヌ・クルージェ」。この子も可愛い。この作品の後にはブラピとの「トロイ」の共演が決まってます。さて、主人公Michelは、名門レースチームのオーナーの息子。生まれながらにして天性のドライバーテクニックを持っている。さしずめF1だったらアイルトン・セナといった感じでしょうかね。Michelは、F1ではなく、ル・マン24時間耐久レースに参戦することになります。そこに20数年間ライバルであった「リーダー」チームも参戦することとなり、熱いバトルが繰り広げる・・ってわけです。ベッソン映画に欠かせないもの、その2、主人公はピュアなハートの持ち主。Michelは家族を愛する、もの静かな青年。彼の頭の中はレース以外のものはなく、その研ぎ澄まされた感性は、グランブルーのジャック・マイヨールのように、広く、穏やかで、瞳はとっても透き通っています・・。そして、ベッソン映画に欠かせないもの、その3、観る人がダイレクトに体感できる、カッコイイアクション。監督は「ルイ・パスカル・クヴレア」。世界中の車のCMを撮るCMディレクターで今までにカンヌを始め、数々の賞を受賞。とにかく車をカッコよく撮らせたら世界一。その彼が、タクシーシリーズとは違うカーアクションをダイレクトに描きます。そんなまさにベッソンのために集結したチームでつくられたこの映画。面白くないわけありません。これはコミックなんで本当にフィクションの物語。え~、こんなんで、いいのかよ、ル・マン!と、言いたいところもご愛嬌。レースの結末はハラハラドキドキ、必見ですのでお見逃しなく!! 長年のベッソンファンにも、ベッソン初体験の方にも楽しめますよ。
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# by kanyukumari | 2004-07-21 18:45 | J-Cinema 03

MATRIX Revolutions 2003/11/16

リローデッドから5ヶ月目、万全を期して登場のRevolutions! 世界同時公開の11月5日は、MATRIX DAYと銘打ち、キアヌ・リーブスやローレンス・フィッシュバーンが新宿をジャック。歌舞伎町は一夜にしてMATRIX TOWNと化し、マスコミでずいぶん話題になりました。このRevolutionsは、MATRIX3部作シリーズの完結編。そう、この映画の使命は「答えを出すこと」。始まりがあるものには、全て終わりがある・・・というコピーが示すとおり、私たちはとうとう、MATRIXを終わらせる日がついにやってきたのです。
と、変な言い方しちゃうけど、「映画」という枠を大幅に飛び越え、衝撃的なデビューを飾った第1作目。映画を観る、というより、MATRIXというアトラクションを体感した!というイメージの方が合ってないでしょうか? 映画を体で感じる世界は、遊園地やゲームセンターで味わう、バーチャルなゲームそのもの。ロールプレイングゲームで人気の高い「ドラゴンクエスト」や「ファイナルファンタジー」シリーズのように、始まってしまうと夢中でクリアし続けるように、MATRIXも1回見たら最後、終わりを知りたくない人はいないはずです。あ~、ネオは本当に救世主なの? MATRIXの仮想現実世界ってどうなるの? ネオとトリニティの愛はどうなっちゃうのぉ~・・・、と、RELOADEDで、登場人物を増やし、更に伏線だらけになった物語は、本当に終わらせてくれるんでしょうねぇ~!!と、息巻いている人たちも多いと思います。・・・そう思っている人も、そこまでは思っていない人でも、「答え」はやはり自分の目で確かめないとね。でも、そこで「観た」「感じた」答えに納得するも、しないも、もしかしたら関係ないのかも。そう、私たちはMATRIXの戦略にまんまと填まってしまったわけだから。1度でも観たことある人なら、このゲームを終わらせてください。早く終わらせるなら、迫力のある大画面と音響でゲームが楽しめると思いますよ。
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# by kanyukumari | 2004-07-21 18:42 | J-Cinema 03

イン・アメリカ-3つの小さな願い事 2004/01/18

映画の話の前に、今日はこんな話から始めてみます。
それは今から約20年前、3人姉妹の長女は学校のプログラムに組み込まれていた、半年間のアメリカ留学を控えていました。その頃、彼女の父親は自分がやっていた事業の業績が悪くなる一方で蓄えも底をついていました。そんなときにやってきた娘の留学話。しかし留学を前提にその学校に入学した娘に、今更諦めてくれとは言えない両親は、結局娘に本心を告げずに、なんとか工面し、渡米させます。何も知らない長女は、のびのびとアメリカンライフをエンジョイし、留学中に迎えた父親の誕生日に彼女は1枚のカードを贈ります。そのカードは、亀が山を登っている絵で、確か文章は「あなたは既に人生のゴールに到着していると思っているのかもしれないけれど、実際はまだ中腹に過ぎないのですよ」といった内容で、特別な思いはなかったにせよ、父親に頑張って欲しいというメッセージを贈ったのでした。でも、この文章を読んで、父親は今の事業への踏ん切りをつけ、とにかく家族5人の生活を安定させるために、タクシーの仕事を始めたのです。そして半年の留学が終わって長女が帰ってくる日、両親は車で成田まで迎えに出ましたが、途中の高速で車が故障してしまいます。そんなこととは知らない長女は空港で両親が来るのを半ばイライラしながら待っていました。こんなときに遅れるなんて、と呆れていたそのときに、慌てて駆けつけた両親を見て、長女は愕然とし言葉が出ませんでした。遅れてごめんね、と必死に謝る母親は半年前に比べ体が一回り以上も小さくなり、5歳以上も老けて見えました。一体、自分がいない、この半年の間に家族に何が起こったのか? 長女が自分自身が原因だったのを解るのは、だいぶ後になってからのこと。後になって、留学も無理して行かせてもらったこと、自分が贈ったカードを読んで父親が転職を決心したことを知るのです。

「イン・アメリカ」は忘れられない辛い傷を持つサリヴァン一家が、アイルランドからNYへ移り住むところから始まります。大人の半島「マンハッタン」で、一家がようやく見つけたアパートは、ジャンキーたちの巣窟、「叫ぶ家」と呼ばれているところ。売れない役者の父親はTVの仕事を求めてアメリカにやってきたのだが、末息子のフランキーを亡くした悲しみから立ち直ることができず、役にも精彩を欠いています。母親は息子を死に追いやった自分や夫を許せないでいます。
サリヴァン一家には亡くした息子のほかに、クリスティとアリエルという娘たちがいます。愛くるしく、元気イッパイの彼女たちですが、弟を亡くして以来ビデオカメラに没頭する長女クリスティに、パパもママもお姉ちゃんも変わってしまって寂しい思いを小さいながらに堪えている次女のアリエル。クリスティは家族が幸せになるため弟フランキーに3つのお願いをします。そして、家族は様々な奇跡を体験し、苦境を乗り越えていくのです。

この映画は悲しい過去があるものの、家族がその苦しみと貧しさを乗り越えていく、愛情あふれる奇跡の物語です。奇跡があるかないかは別として、どの家族にもある物語とも言えます。熱波の続く夏のNYのボロアパートで、脱水症状を起こしそうな娘たちを見て、父親はボロボロのエアコンを調達し、アパートの最上階まで担ぎ上げていくんですが、その姿を見て、私は自分の父親を思い、先ほどの前段の話はもちろん私の話なんですけど、今を持って見ても私は両親の愛情をたっぷりもらって育ったんだなと、改めて感謝の気持ちでイッパイになったわけなのです。ぜひ、「インアメリカ」を見て、あなたの家族の物語を思い返してほしいです。そして思い出したことや、映画の感想を、Jumble Cinema宛にお送りください。あて先はいつものFAX番号、04-2966-4500 メールアドレス fmchappy@pdx.ne.jp
GGJC、Jumble Cinema宛てまで。最後にもう一言。クリスティとアリエルを演じるのが、実際にも姉妹である、サラとエマのボイジャー姉妹。もうこの二人は最高!是非出会って欲しいです。
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# by kanyukumari | 2004-07-21 18:15 | J-Cinema 04

座頭市-2003/10/05

ベネチア国際映画祭で監督賞を含む4賞、トロント国際映画祭では観客賞を受賞し、全米配給権を大手ミラマックスが獲得するなど、海外からも注目されている、たけし「座頭市」。その、全貌は、時代劇の枠を木っ端微塵に吹き飛ばす、オキテ破りの演出にありました。まず、座頭市・・・金髪です。まさか、と思っちゃいますが、これが映画の中で違和感ないから不思議。そして、リズミカルかつ、ハイスピードな殺陣。監督自ら考案した殺陣は、銃の連射のように、人をバッタ、バッタと切り倒していきます。そのシーンは、マトリックスのネオが無数のエージェントスミスを倒していく姿にダブっちゃいます。とにかく、強い。とにかく早い。たけしもカッコいいけど、浅野忠信の用心棒もカッコいい。またお百姓さんの畑仕事や、雨の音にタップダンスのリズムをつけ、常にリズムがある状態にしているのも面白いです。今までの北野監督作品が持っていた、シュールな間、乱暴な感じは押さえられ、今回、監督は徹底的にエンタテインメントにこだわったようです。私的にはどーかと思うのが多かった、ビートたけし的なショートコントがあり、大衆演劇の子役スターが出てきたり、最後に見せる出演者を交えての、群集のタップダンスなど、全然時代劇じゃないんですよ、やってることが。だから、世界の人が見ても面白いのかもしれませんね。
今月末には、クエンティン・タランティーノ監督の「キル・ビル」、12月にはトム・クルーズ主演の「ラスト・サムライ」と、ハリウッド発のチャンバラMovieが続々登場してきます、と考えると、この秋は、チャンバラを攻める、でいかがでしょう
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# by kanyukumari | 2004-07-21 02:05 | J-Cinema 03

Roman Holiday「ローマの休日」 2003/09/28

あの「ローマの休日」がデジタルリマスター版となって、製作から50年ぶりにスクリーンに帰ってきました。日本でも人気が高いこの作品、とりわけこの作品でデビューを飾ったオードリー・ヘプバーンの妖精のような可愛らしさが全世界の人を魅了したのですが、おそらく名前だけでも知らない人はまずいない、といった作品ですよね。私も子供のころTVで見てますし、確かビデオでも1回見てますね。で、今回改めて見たわけなのですが、50年という年月を全く感じることなく、分かっているストーリーなのに飽きることなく最後の最後までローマの世界の中にいる、贅沢な時間を過ごしました。
贅沢な、というのも、この映画全編にわたって撮影はすべてローマで行われています。街はもちろん、スタジオもローマなんですけど、今、これだけの大掛かりなロケをローマの中心街でするというのは到底無理な話で、CGなどで合成しないと出来ないでしょうね。その甲斐あってか、この素晴らしさのお陰で、この映画に出てきた場所が今の主要の観光ルートになっているわけなのですが、スペイン広場、トレビの泉、コロッセアム、真実の口、願いの壁、市役所前のジャンクション、警察署、バチカン前の通り・・・と、ローマに行ったことのある人なら、あ~知ってる!という場所が全て出てきますし、行ったことのない人でもローマの街を堪能できてしまうわけです。
(物語は語らずとも、なんですが、ヨーロッパ最古の 王室の王位継承者、アン王女は、ヨーロッパ親善旅行での各地を来訪。この過密な公務にうんざりしてしまった彼女は、宮殿を飛び出し、夜のローマの街へ繰り出します。偶然通りかかった、アメリカ人の新聞記者ジョー・ブラドリーに助けられ、一晩の宿を提供してもらいます。翌日、アンはせっかく手に入れた自由を手放すのは惜しく、ジョーから借りたお金を元にアイスを買ったり、髪を切ったり・・普通の女の子らしい楽しいひと時を過ごします。一方、昨夜の彼女がアン王女だと分かったジョーは、彼女のこの行動を大スクープできる!と、彼女に再接近。自分の身分を明かさず、ローマの街案内をかって出ます。そして、二人は、スクーターや車に乗っての、ローマの町の観光が始まるわけなのですが・・。)
見所としましては、もちろん、オードリーのチャームというか、美しさ、可愛らしさ、を是非是非、大きなスクリーンで堪能していただきたい!なのですが、外側の美しさだけでなく、無邪気な少女だった、アン王女が、たった一晩の冒険とロマンスを得て、自分の立場や人生を悟り、彼女を大人の女性にしていきます。そして、最後に見せる凛とした佇まいに王女としてのオーラを感じる・・・そんな彼女の内面の変化、美しさをぜひ体験してほしいです。
主人公のふたりは、最後の最後まで告白めいたことは一度も口に出さないのですが、いつからお互いが「恋」と感じるようになったのか・・・この瞬間をぜひ、見逃さないでほしいですね。そして、最後の会見シーンで見せる二人の目と目の会話。すっごく大人。すっごく切ない。
この映画を見ている私たちの、その年齢や状況で見方がずいぶん変われる、というのが、何度でも見れる、いい映画の持つ魅力、というか、ストーリーの良さと監督の「ウィリアム・ワイラー」の作品づくりの上手さなんじゃないかと思います。
私も子供のころに見たときには感じることが出来なかった、二人の刹那さを、今さらながらなのですが、痛いほど感じちゃいました。そういった意味でも今がチャンス!この「ローマの休日」は特別ロードショーです。見れちゃうあなたは幸せ者・・・ぜひ、この機会をお見逃しなく、ご覧になってください。
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# by kanyukumari | 2004-07-21 02:00 | J-Cinema 03

Jumble News- あー、試験放送・・・

ラジオ放送だけにあらず、なんと、ネットで番組を放送したのだ。30分間のナマ番組を試験放送。視聴者とチャットで交流しながらのコミュニティ番組だ。取材した「劇団にこっとちゃ茶」の子どもたちがアクセスしてくれて、放送は予想の他、盛り上がり、みんなとチャットができて楽しかったよ♪
とりあえず試験的にやってみた、というところで、放送配信状態も、番組の内容も、課題は山積み。 今回の件で、今更ながら「番組つくり」をもっと真剣に考えなきゃって思った、私であった・・、と日記には書いておこう。f^^; b0000228_206911.jpg
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# by kanyukumari | 2004-07-20 19:53 | Jumble-News