8月の映画、まとめてレビュー☆

8月最後の日に間に合ってよかった。

大好きなギリアム作品をやっと観れたのが、今月の収穫。
GGJCでレビューできたのも、できなかったのも、まとめてご案内です。






ハチミツとクローバー
7月分のレビューに入れるの忘れてしもた・・・。(^^;
ちょい懐かしい感じがする、青春ムービー。原作の少女漫画は読んだことなかったんだけど、映画見終わってから本屋でマンガの絵をちらっと見て、あ~、そのままだぁ、って思いました。
今時、こんな純粋な若者がいるのかなぁ・・。って言うのが率直な感想。10~20年前に学生で青春していた人たちには、微笑ましく観賞できると思います。この映画、出てくる男女が全員片思いするって設定なんですよね。同じような経験があると言えばあるし、ないと言えばないような私にだって、観ていて、こういう時期があったよなぁ・・・と、照れくさい、恥ずかしい感じ??・・・・どうして、みんな夜中に突然海に行きたくなったりするんでしょうね???(笑)・・・・そんな気持ちを思い起こしてくれる作品ですね。最後まで淡~い色のまま終わってしまいました。天才少女画家はぐちゃんは、めっちゃ可愛いですけど、出来てくる作品がいいのか悪いのか私にはちと解りませんでした・・・。好みの問題だよね~。
おすすめ度:★★★☆☆



トランスアメリカ / TRANSAMERICA
こちらの主人公はトランスセクシュアル。(※強く性別違和を感じ、性再適合手術を受けることで身体的にも社会的にも性自認に適合させたいと強く望み実行しようとすること、したこと、その人・・の意)
男性であることに違和感を持ち、肉体的にも女性なるための最後の手術を控えた主人公ブリーの前に、17年前、男性だった(スタンリーという名前だった)頃に出来た子どもが突然現れる。自分が父親であることを隠しながら接していくうちに、ひょんな事からふたりでNYからLAまでの大陸横断=トランスアメリカの旅に出ることになる。若干、展開に無理があるものの・・・・・ちなみに前述の“ひょんな事”っていうワードは、昔は展開パターンが丸秘(ネタバレ防止)事項だったりしたが、今は展開に無理がある、苦しい、描写不足で使われる事が多い様な気がする (^^;・・・・・この映画の魅力は、愛であり、人生であり、夢であり・・・「トランス」な(全てを超越した)運命を見せてくれるロードムービーです。淡々と進むロードムービーというところがミソですね。主人公ブリーは、トランスセクシャルであって、トランスベスタイト(異性装者)ではないので、女性の格好をしているが、ドラッグクイーン的なケバケバしいおかまちゃん、ってわけではない。だから、同じようなロードムービー展開をする『プリシラ』とは、また一味違うハートウォーミングなドラマになっています。根幹的な“周辺の無理解”との葛藤は同じだけど、主人公はヘドウィグキトゥンのようなファッションアイコンとは別のタイプですね。
そして、上記にあげている映画やキャラクターはすべて男優さんが見事にキレイに、華麗に、演じることで話題になっているのに対してこの作品の場合は、主人公を演じたのが女優さんというところで話題になっています。(主演のフェリシティ・ハフマンがゴールデングローブ主演女優賞を獲得。)でも、この事を知らないで観たほうがもっと面白かったかもしれないなぁ・・・って言って自分でも発表しているんだけど・・(^^;  予告編やNewsで知って観たくなる作品もいっぱいあるけど、映画って予備知識なしで観たほうが素直に観られるよね。そう、男とか女とか、ナニがついてるとか、ついてないとか関係ない、人間や家族の愛情ドラマをご覧下さいませ・・。
おすすめ度:★★★☆☆



ブライアン・ジョーンズ ストーンズから消えた男 / Stoned
こちらは、☆GGJC第176回放送0819☆で特集しましたので、そちらも読んでくださいまし。映画的には事件の真相を追うサスペンス(?)であるが、ブライアン・ジョーンズという人物を(ある一部)知っただけでも面白いです。彼の“幸せはつまらないだけ・・・”破滅的な生き方を、自分は出来ないし選ばないからこそ、やってのけた彼に魅力を感じちゃうんだなぁ・・・。
おすすめ度:★★★☆☆



ユナイテッド93 / United93
この映画の???って部分、大罪だと思われる部分は、ドラマをドキュメンタリーのように見せているところですね。管制塔側、軍司令部等、いわゆるこの事件(9.11)の目撃者だった人たち本人が、自分たちの役で出演しているという・・・・・・ちょっと考えられない作品です。この事件について、回想したり、語ったりするインタビュー形式のドキュメンタリーなら、関与した人たちが出てきてもいいんですけど、なぜこのような「ドラマ」で自らが出て演ずるのかが解りません。自分たちも事件の行方を見ていて、どーすることも出来ずに傍観していた被害者なんだと訴えたかったのでしょうか? この映画は、この事故で犠牲になった被害者たちへのオマージュ映画ではなく、目撃者たちの、あの時何をしていたのか、を集めてつくったドラマ映像です。なんかもっと他に撮り方あったと思うんですけどね・・・。
おすすめ度:★★☆☆☆



ローズ・イン・タイドランド / Rose In Tideland
無邪気な顔して、したたかな子悪魔。ギリアムのアリスは毒ッケたっぷり。・・・・・それにしてもイヤな、女だ。ジェライザ=ローズ、恐るべし10歳ですよ。ジャンキーの両親の間で生まれ育った彼女、ジェライザ=ローズの日課は、パパへの薬物注射だったりする。赤ん坊の頃は癇癪起こしてもハッパの煙でなだめられていた・・・そんな彼女はイマジネーションという空想の世界で生きている。彼女の唯一の友達は、頭だけのバービー人形たち。パパに連れられて、パパの実家(おばあちゃんの家)テキサスの田舎に移るジェライザ=ローズ。金色に輝く草原の中で、奇妙な隣人たちと奇妙な日々を過ごすことになる。・・・・・可愛い子ですよ、ジェライザ=ローズちゃん。無邪気な好奇心と妙に大人ぶった世渡り上手な“いい子ちゃん”気質を兼ね備え、可愛い表情で大人を魅了しちゃうんですなぁ、この子は・・・・。
ギリアムは、子どもが持っている無邪気な残虐性や、未知であるために返って性や大人の世界に対して大胆に首を突っ込む好奇心などを、ジェライザ=ローズを使ってうまく表しています。そう、「おとぎ話」「ファンタジー」の世界が、美しいものであっても必ずしも健全で明るいものとは限らない・・・んだぁ~!そんなダークな美しさが特長の、ギリアム版「不思議な国のアリス」です。
ギリアムのジャンキー映画と言えば、J.デップ主演の「ラスベガスをやっつけろ」もあるが、この映画もトニー・グリゾーニと再び共同脚本していることから、ぶっ飛び加減はこの系譜と言えます。ぶっ飛び映画が苦手な人にはお薦めできません。
おすすめ度:★★★☆☆



UDON
この映画、長すぎます。出てくるうどんはとっても美味しそうですが、あまりにも映画が長すぎて、麺も伸びきっています。見終わったら当分うどんは見たくない感じです。お腹いっぱいです。香川県のご当地タレント総出演で、地元の方々も出演!ともなれば、香川では大変盛り上がる作品かもしれませんが、・・・はっきり言って、ユースケ司会のフジテレビをず~っと(ドラマ、バラエティ、情報番組、音楽番組・・)見ているようでした。これ映画なんですかね? あと、N.Yロケ、必要だったんでしょうか??
おすすめ度:★☆☆☆☆
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by kanyukumari | 2006-08-31 19:31 | J-Cinema 06
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