2006年7月までの映画2言、3言レビュー☆彡

いやぁ・・・・、また、溜めに溜めてしまいました、レビュー評。

今更ながら、の作品もあるのですが、J.Cinemaで発表したのも、していないのも、まとめて発表~☆






カーズ
ファインディング・ニモ以来、PIXAR作品には一目置く様になってしまった私なのですが、前作、前評判の割に、こぢんまりとした印象だった「Mr.インクレディブル」に比べたら、今回のカーズは、もう気持ちいいくらいに楽しめました。これね、子どもよりも絶対大人のほうが楽しめる映画ですよ。
今回のキャラクターは車。徹底したこだわりで全て車しか出てきません。飛んでるハエだってよ~く見ると四角くて、窓があってタイヤがあるんですよ~。ほんと、笑っちゃうくらい、根性入ったこだわりが、あちこちにみられるのが、この映画の楽しみ方。車種や車の歴史やF1など少しでも知っている人なら、大好きになっちゃう作品です。さすが、PIXARイチ、車好きのジョン・ラセター監督が作っただけあります。車の魅力、レースの迫力も十分に味わえますが、この映画のもうひとつの魅力は、アメリカの母体となっている数々の美しい国立公園の壮観が楽しめることです。アメリカ帰りの私に郷愁を誘う見事なグラフィック。これはぜひ映画館の大きなスクリーンで見てもらいたいですね。本国アメリカでは、ポール・ニューマンの吹き替えで話題になりましたけど、日本語吹き替え版でも十分楽しいです!PIXARファンじゃなくても、観て欲しい作品です。そして、さらに六本木の森アーツセンターギャラリーでは8月27日まで、PIXAR展を開催しています。トイ・ストーリーからカーズまでのスケッチや原画などが展示されているみたいですので、映画の余韻に浸りたい方は出かけてみてはいかがでしょうか?
おすすめ度:★★★★☆



プルートで朝食を
「クライング・ゲーム」をはじめて観た時の衝撃は、今を持って忘れられない。それ以来、私にとってニール・ジョーダン監督は特別視している監督です。「プルートで朝食を」は、予告編を見た瞬間から公開を楽しみにしていました。(映像の質感も然るものながら、バックで流れるDusty SpringfieldのThe Windmills Of Your Mindがめちゃカッコイイ!!)
この作品は監督の生まれ故郷でもある、アイルランドの現代史を背景に、女の子の心を持つ一人の青年の波乱の人生を軽妙なテンポで綴るドラマ。シリアスな状況にも常に明るさを失わない主人公キトゥンがいじらしいんだわぁ。日本人には理解しがたいかもしれない、「テロ」(IRA)が日常に潜んでいるアイルランドという国で、厳しい現実に反発することなく、あるがままに受け入れるキトゥン。そんなキトゥンが自分を捨てた母を探す旅に出る物語。キトゥンのファッションも劇中BGMも70‘sでまとめられ、本当にキュートで、心温まる作品。
おすすめ度:★★★★☆



M:I:Ⅲ
はじめて、このシリーズを観ました。前2作を観なくても話が解らないことはないので、シリーズ物が弱い人でも大丈夫だと思います。この映画は、超ド級のアクションをた~っぷり味あわせてくれるので、夏の茹だる暑さにカツを入れたい人にはスカッとしていいかもしれませんね。この映画を観た人のコメントで多いのが、「どこかで観たことあるシーンが多い」事なのですが、私も観ていてそう思いました。と、いうより、思うところが、ストーリー上こういう展開になる、という映像ではなく、この場所やこのシーンではこういう動き・アクション・展開がしたい!・・・という要望を撮って集めてつなげて映画にしているような作品です。超ド級のアクションで、迫力は満点!ホント、どうやって撮ってるんだろう??って感じなんですけども、撮って集めてつなげた印象がぬぐえないので、後に残らない、観たらすぐに忘れちゃうんですよ~、これが、また。覚えているのは、私が大好きな役者、F・S・ホフマンの低い声と、2役をチャーミングに演じていたことと、あと、妙にラブラブなカップルを演じた時のトムさんの笑顔が気持ち悪かった・・・(ファンの方ごめんなさい)ことくらいです。いやぁ、1回観たらもうお腹いっぱい。(笑) 当分トムさん観なくてもいいでしょう。やっぱり、自分が主役張るときは役者に徹して、作る側にならない方がいい・・・典型的パターンかな。あ、・・・そういう意味でもJ.チェーンの映画に似ているかもしれませんね。因みに、NYで「海猿」を上映したら、感動のシーンで大爆笑されたみたいですが、そういう意味ではこちらも負けてないですよ~、感動のシーンで失笑、何回も聴こえました。さすがです!
おすすめ度:★★★☆☆



日本沈没
う~ん、どうなんでしょうか?
映像的にもあまり怖がらせないような配慮があります。危機感や緊迫感が感じられないんですよね・・・・。一体、どうしてこの映画を撮ることになったのでしょうか?すっごく静かに日本が沈んでいきます・・って、あれ?沈まないの・・・? 主人公の草彅くんの表情がないんですよ。殻に閉じこもっている節があるから、なんか原因があるのかな、と思いきや、何にもありませんでした。(怒) 私はあまりTVを観ないので、演じる草彅くんは「ホテル・ビーナス」以来なんだけど、この映画の青年・草彅はちょっとオカシイです。どんどん沈んでいく緊急事態の中、彼はひとり、人事のような顔をしているんです。別段、悲しいわけでもなく、楽しいわけでもなく。そういう設定じゃないだろうと思うんですよ、彼のセリフを聞いていると。でも彼は普通なんですよ、ず~っと。また共演の柴咲コウは、どの作品見ても柴咲コウなんですね。前回見た「県庁の星」でスーパーのパート社員やっているのと全く同じ。(1回だけ観た)キムタクと共演したドラマの飛行機整備士役と全く同じ。役者も????だし、演出・展開も???でいろいろな意味で盛り上げることを意識しないこの作品、一体、制作者側は何をつくりたかったんでしょうか?
おすすめ度:☆☆☆☆☆



パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト
先行上映の2日間で、ユナイテッドシネマ豊島園の入場動員数の最高をマークした、この夏のお化け映画。・・といってもホラー映画じゃないですよ。でも、前評判の割にはピークが落ちたのはちょっと早かった・・・かも?? この作品は「バック・トゥーザ・フューチャーPART2」のように、来年公開になる3作目の前編です。なんでこうしたのかが、ちょっと疑問。まとめようと思えば今作で完結出来たんじゃないかな??前作の登場人物を全員出したあげく、新しいキャラクターを加えたお陰で、今作は、ほとんど「前置き」というか、状況説明編で終わっているのが、寂しい・・っす。J.スパロウのお茶目でノー天気な活躍を前作より期待していた人には物足りない作品となってしまいました。いや、相変わらずお茶目でしたけど、前作のように、解りやすい楽しさが少なくて、状況(物語)を理解しないと先に(3作目に)進めない強迫観念(そんな大したもんじゃないけど・・)みたいなもんがあったんじゃないかな・・・、みんな辛抱して観てたと思いますよ。(なんかSWシリーズに似てきた感じ・・・。)そんなわけで、これで後編への期待も否応無しに高まります。このモヤモヤ感を早くスッキリさせてくれ~!
おすすめ度:★★★☆☆



ゲド戦記
見終わった最初の質問。「ねぇ、ゲドって何?」
そんなことは知らなくてもいいのかもしれない。この作品は、『命を大切に。人間は勝手に生きているのではなく環境と共に生かされているんだ。』ということを伝えるための作品なんだから。それにしても、このテーマを伝えるために、寡黙な大賢人であるハイタカは、最初から最後まで、ガイド役のように、よく喋る、喋る。私にとってハイタカは、風貌と言い、思想と言い、よく説明してくれることと言い、アメリカ、ボールダーに行った時の現地ガイドのK氏を彷彿させ、ひとりニヤニヤしていました。(笑)・・・いや、それはそれで楽しかったんだけど・・。
セリフ以外での説明や描写が少なく、世界観や背景を知ることが出来ない観客は、なぜ「ゲド戦記」なのか最後まで解らないし、なぜ、ヒロインが最後あーなったのかも、よく解らない。
シナリオも、演出も、画も、全て余裕がなく、とりあえずテーマを言ったから終われた、という感じの仕上がりです。宮崎駿がつくっていたら、もっと良かったのか? 描写や画はもう少し緻密だったであろう。でも前作のハウルで後半、物語を追うのを辞めた今の彼にも、この作品はちゃんとつくれなかったんじゃないだろうか・・。それだけ「ゲド戦記」の世界は奥が深いし、だから、もっといい映画になれただろうと思うから残念ですね。
おすすめ度:★☆☆☆☆
[PR]
by kanyukumari | 2006-08-15 17:57 | J-Cinema 06
<< 初めて神宮花火大会に行ってみました! ☆GGJC第175回放送0812☆ >>