Jumble Cinema 『ホテル・ルワンダ』

Blogでは、何回か話題にしていますが、Jumble Cinemaで改めてご紹介。私は2回観て、やっと理解できたところもありますね・・。

ユナイテッドシネマ豊島園での公開は3月3日(金)まで、となりました!
気に留めていらっしゃる方でしたら、お早目の観賞を!!




今週お勧めする映画は、新聞、マスコミなどにも多く取り上げられ、連日大反響の末、拡大ロードショーが始まった、『ホテル・ルワンダ』。2月4日より、ユナイテッドシネマ豊島園でも緊急公開が決定しました。この作品は、公開前の、先月の初めに、このコーナーでもご紹介しましたが、その時、私はまだこの作品を観ていない状態でのレコメンドでした。けど、その後、この映画を2回観まして、今回ユナイテッド豊島園で拡大公開が決定した、ということもあって、やはり、観ていただきたい、知ってもらいたい、って気持ちで今日もご紹介します。「ホテル・ルワンダ」は、

1994年、アフリカのルワンダで長年続いていた民族間の争いが大虐殺に発展し、たった100日で100万人の罪なき人々が惨殺された・・・・『ルワンダ大虐殺』の危機から人々を救った、実在のホテルマンの勇気と良心を描いた感動ドラマです。

この映画は、ある意味、映画作品ではなく、事件・事実を確認するために見に行く、と言っても過言ではありません。14年前、傍観し、遠い国の事件として記憶の片隅に追いやっていた、この「大虐殺」の実態を、私たちは今回初めて知ることになります。辛口コメントで有名な井筒監督も、この映画を「全ての人たちに戒めを与える」映画とコメントしています。

紛争した2つの民族「フツ族」と「ツチ族」は、同じところに住み、同じ言葉を喋り、同じ宗教を信じ、人種間結婚もしていたので、歴史家や民族学者たちは、完全に異なる民族集団ととらえることはできないとしている・・・、他の国の人から見れば違いが全くわからない民族なのですが、この民族紛争は先進国が侵略してきた歴史の上に成り立ってる紛争です。そして、これほどまでヒドイ大虐殺になってしまったのは、国連が撤退し、平和維持軍を2500人から270人に減らしてしまったことも要因になります。映画の中で、主人公のポールは言います。「世界に見放された。」 ポールは虐殺を謀っている「フツ族」側で、奥さんは命が狙われている「ツチ族」。だから、ポールは当初、家族を守ろうとしていただけなのですが、孤立無援状態になってからは、ホテルの支配人という境遇だから出来た数々の賄賂や策で、従業員や孤児たちを合わせ、1200人もの人たちをホテルに匿い、虐殺の手から守り通したのです。

この映画は、真実に基づくドラマですが、ドキュメンタリーのような手法は取っておらず、あくまでもポールとポールの家族に起きた出来事や事実を情感的に描いています。なので、観ている観客は、当時ホテルで起こったことを当事者の視点で見て、感じることができます。そして、この映画は戦争映画やスプラッタムービーではないので、大虐殺自体の恐怖にはあえて焦点を当てていません。
でも、次々に流れてくる事実という映像を、全部処理しきれず、私は2回観て、やっとセリフの意味が解ったりしました。1回目を観終わった当初は、どう言っていいか解らない状況で、数々のシーンのひとコマ、ひとコマ、フラッシュバックのように頭に残っている感じでした。

私は、この映画を忘れない、というより、こんな惨劇が二度と起きないために、私たちが出来ることを、これからもずっと考えていきたいと、さらに強く思いました。

最近の映画は、こういう、事実に迫るドラマが多くて、暗くて、重くて嫌だ、と思っている方も多いと思います。でも、もう無関心で、知らないでいるわけにないかない状況なのかもしれません。そんなきっかけとなる映画、ホテル・ルワンダを是非観てください。
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by kanyukumari | 2006-02-26 02:30 | J-Cinema 06
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