「水」はいかに広いか

b0000228_17563073.jpg
先週の日曜は、吉祥寺のイベントに参加。
今回は、翻訳家おおしま・ゆたか氏による、ユーロ・ルーツ・ミュージックの旅、というか、1つの伝承曲の聞き比べ大会が行われました。

その曲とは、
≪The Water Is Wide≫  水は広い

ちなみに、上の写真は、富士山凛凛しい狭山湖です。全然今回のイベントとは関係ありません・・・ははは・・失礼。でも、ひろ~い感じでしょ?






アイルランド原産のこの曲は、美しく親しみやすいメロディで、数多くのミュージシャンが歌っています。そして、今回集まった34曲の≪The Water Is Wide≫を聴き比べる、という、素晴らしい会でございました。・・・・と、いうのも、私はこの歌が大好きでして、今回、私のために企画してくださったのではないか、と勘違い甚だしい勢いで(笑)、34曲を(厳密に言うと少し遅れて行ったので、ちゃんと聴いたのは31曲。)ギネスビール片手に、堪能しきっていました・・・・。

同じ曲を34曲も聴く・・・・なんてシンドイとお思いでしょうが、ところがどっこいですよ!まぁ、見事に曲のアレンジも、声の出し方、歌い方、曲の解釈の仕方まで・・・全て違うんでございます!これが、おおしま氏の選曲の神業的手腕です。どれも本当に面白かったんですけど、やはり、敬愛する、June Tabor の曲を聴いてしまったら、もう他の曲の「水」は浅い、浅い・・・。(笑)

最後に、もう1回聞きたい曲の投票があったのですが、見事、獲得♪(組織票ありました!すんません・・m(_ _)m) 私的には大満足の会になりました。

今回の34曲の中で、私が気に入ったのは、このナンバー。
Quiet Eye / June Tabor
Blackbirds & Thrushes / Niamh Parsons
Just in Time / Maura O'Connell
The Rolling Thunder Revue / Bob Dylan

≪The Water Is Wide≫ は、悲恋の歌ですが、「水」(その他のモチーフ)をどう捉えるかによって、いろいろな解釈ができる歌です。私は半年くらい前に、Karla Bonoffが歌うバージョンの歌詞を訳してみました。オリジナルは、7番まであるそうです。


≪The Water Is Wide≫

水は広い。私は泳ぎきれない。

それに、飛ぶための翼も持っていない。          

私と、愛する人の、2人で漕いで進めるボートを私にください。


航海に出る、船がある。

そして深く・・・、できるだけ深く進む。

でもそれは、私がかつて知っていた愛のようには深くない。

もぐったり、泳いでみたりしなくても、私には深さが分かるの。


オークの木はとても強い木だと思っていたから

私は安心して全身を預けたの。

でも、木は最初に曲がり、そして折れてしまった。

愛とはこういうものだってことを教わったわ。


愛することは魅力的で、ステキなこと。

愛が芽生える頃は、真新しい宝石のように輝く。

でも愛も時間が経つと、その輝きは冷たくなる。

そしてその輝きは朝露のように消えていくのです。


(私には届かない最後の線である)潮の海で

貽貝が木々のように群生する時、

鳥貝の殻が、クリスマスの鈴に変わる時、

私が失くした愛を、そこで見つけるだろう。


水は広い。私は泳ぎきれない・・・・・・・・
[PR]
by kanyukumari | 2006-01-31 19:19 | M-s monologe
<< 猫アレルギーと、萌えェ~・・え? ☆GGJC第147回放送012... >>